「図書館でこの本を読んで、セレナイトに行きたいって思いました。」
そう言って治療中の方がお越しくださいました。
そうなんです、全国の図書館700施設に『がん治療中の女性のためのLIFE&Beauty』は設置されております。
「本は買わない主義なんです。買ってしまうと読むのを先延ばしにするので、いつも図書館を利用しています。」
そう言う方は、読書好きでお堅い仕事をしながら治療をしている方でした。
だけど、帰りに本をご購入くださいました^^
治療中の参考書的にお使い頂ける事を願っています。
「もっと早くこの本に出会いたかった。」
嬉しいです!!
6月に図書館で出会ったと言うこの本、実は5月末に出ています。
もっと早く出ていたら良かったですね、ごめんなさい。
でも、一番いいタイミングだったのではないでしょうか?
ご自身でもお話しされていましたが、抗がん剤治療がスタートして、副作用が出はじめの頃は、何もしたくなかった。鏡を見る事も怖かったと。
そんなタイミングでこの本に出会っていたら、
「そんな心境じゃないわ!!」って思うのではないかな?
実際、ワタシもそうでしたし、セレナイトのメンバーもそうでした。
はじめは自分のその姿が悲しくて、うちのめされて、なにもしたくない、考えられない毎日でした。
だけど、ある日、
「やらなきゃ!!」って思えたんです。
出来ることからはじめよう。
ずっとこの世界にひとり閉じこもっていてはダメだ。
人に会うために、仕事に行くために、自分を奮起させるために。
いろんな、〜ためにがわき上がりました。
そしてこの情報を書き溜めていったんです。
今、そんなワタシの経験がこの本を通じ、あの頃のワタシタチと同じ思いをしている方に届いた事に心より感謝しています。
ウイッグをつけて、マスクをしていらしたその方は、
カウンセリングの途中も何度か涙を溜め、流し、ハンカチで拭いながらお話しをされました。
だけど、
トリートメントが終った後は、見違える程に元気で、強い女性に見えました。
鏡を見て、自分でも驚きましたと・・・。
もう暫く治療が続きこの世界にはいなければいけないけれど、
きっとこの世界を切り開く準備になったんじゃないのかなと思います。
お会い出来て良かったです。
ワタシよりずっとお若い方なんですが、
「髪の毛がサラサラでキレイ。凄く元気で若いですね。」
なんて褒められていい気分にして頂きました。逆ですよね(笑)
うふふふふふふふふふ?
どれだけ泣いても、笑って帰って頂くことを常に考えています。
色々とアドバイスして・・・叱咤激励かな?怒ってはいませんよ〜。
メモをとる姿にも、「憶えられる事だけが残ればいいんじゃないですか?」なんてツッコミながら笑い合いました。
ご自身では見過ごしている変化をお伝えして、少しだけ気にかけてもらう。
そんな事をしていきたいと思います。
この蒸し暑さで、ウイッグ生活は苦しいですが、もう少しだけ頑張ってくださいね。
またお会い出来るのを楽しみにしております。