昨日でセレナイトの6年目を迎えました。
5年を過ぎたからもう良いかとも思いましたが、スタートの日はお別れの前ぶれでもあったのでやはりあの日を思い出してしまいます。
23日にお披露目会を開催し、翌日セレナイトに飾っている優香ちゃんに会いに行き、その夜彼女は天に召されました。
セレナイトがあるのは彼女の言葉から。
名前も付け、イメージも伝え、目標を多く持ち、夢を語り、それを託された様に思います。
あれから6年経つのですね。
あの日の今頃は彼女と会話を楽しみ、また明日もくると約束をし、
「なんだまたすぐに一般病棟に戻れるね。」そんな話しをご家族としてからセレナイトに戻りました。
しかしその夜突然連絡が入りました。
危篤状態になったと。
そして明け方にいなくなってしまいました。
一度もセレナイトに来ること無く、想いだけを託していなくなりました。
セレナイトには彼女の写真と、彼女の持ってきたセレナイトの石が飾ってあります。
いらっしゃる方は写真に手を合わせ、セレナイトの石を優しく撫でてくれます。
彼女を慈しむ様に。
写真の中の彼女は一向に歳をとりませんが、ワタシはドンドンと老けていきます。
はじめて会ってから9年。
ピンク色に光輝いていた彼女の分も存分にこの世界を満喫したいと思うのです。
セレナイトをスタートすると決めたのですが、ワタシタチはまだそのころ治療まっ只中で写真を出すのはイヤだったのでイラストのオーダーをしました。
その時提案してもらったのがこれ。
ウイッグな二人。
イメージ通りでした。
セレナイト最初の頃のホームページにはこれが載っていました。