先週の静岡で開催した患者会アピアランス勉強会のアンケート結果を頂きました。
満足をしてくださった方が95%越で、多くの方に、来てよかったと思って頂いたようで一安心です。
そして、皆さんからのワタシへのメッセージも嬉しいものばかり。
・仕事に戻るのに背中を押してもらいました。
・付けまつ毛をつけたいのにやり方がわからなかったけれど、教えてもらったので頑張ります。
・スポンジの使い方など、ちょっとしたヒントがとても参考になった。
・一生の思い出になりました。
皆さん、うれしいメッセージをありがとうございます。
中には、丁度ワタシと同じように検査結果を待っている方がいて、不安な気持ちを共有出来てよかったと。
また、少し考えさせられた内容に、
治療中に知っていたらあんなにバタバタしなかっただろう・・・と言う声もあり、ここにもあの頃のワタシタチと同じように立ち止まっていた方がいると感じました。
今回のアンケートの中には、医療関係者へのお願い、病院への期待なども多く見られました。
折りをみて、ワタシの出来る範囲でそういった方々へお伝えしていかねばと感じております。
患者の気持ちは自分からあちら側へ伝えるのは簡単なことではありませんからね。
治療だけでも大変なのに、こんなことを聞いていいのだろうか、病院はどこまでサポートしてくれるのだろうか、皆さん考えはしても、そこでストップがかかってしまうことも少ないくないのです。
その気持ちを少しだけ察して欲しい、そんな意見もありました。
ワタシはメイク練習会は患者さんと医療者と分けて行なうようにしています。
以前何度か、双方一緒に参加する会に呼んでいただいたのですが、そこでちょっと違うと実感したのです。
皆さんおとなしい。質問も少ないし、目の中には何か訴えるものがあるのにそれが言葉にならない。
そう、ワタシの感じたそれは間違いではなかったのです。
後になり、患者さんからは、
担当の看護師さんがいたので質問したいけど聞けなかった。
看護師さんからも同じように、
そんなことも知らないの?と思われるのがいやで質問出来なかった。
このような声を幾つも聞いてしまいました。
お互いに相手のことを考えてその場での質問を避けたようなのですが、それでは勉強会の意味がない。
お互いが気を使うことなく一から何でも学びたいと思える勉強会にするには
別々に研修するしかないと思いまして、それからはご依頼があると、その旨を伝えて分けて頂くようにしています。
今回の静岡の会は、医療者の方も数人参加でしたが、それは自分の入院先の看護師さんではなく、
身近ではない医療者だから、みなさん安心して手をあげてくださったんだと思います。
最後の方は大きな声であちらこちらから呼ばれました。
患者会とは思えないような、まるで化粧品会社の研修をしているような気分になりましたよ。
ワタシの活動の中には、医療者の方々とお話しする機会を頂くこともあります。
そんな時に、患者代表としてワタシに集まる声を届けたりすることもあるのですが、まだまだ厳しい答えが返ってくることがあるのです。
・そこまで病院に頼られてもね。
・出来るのなら自分で調べて欲しい。
・聞き方が悪い。
・全て頼られても困る。
未だにこんな声もあるのです・・・。
みなさんの心の中につっかえているもの、どこかで伝えていきますね。
自分たちが体験した同じような思いをこれからの人たちにさせたくない、そんな優しさでもあるんですよね。
ワタシ、頑張りますね!!
改めて、みなさん、ありがとうございました。楽しかったです。