夏の終わり頃から届くお知らせ。
転移や再発やお別れの知らせ。
ワタシの仕事はセレナイトです。
セレナイトのお客様はがん患者さんです。
元気になって前と同じ生活に戻る方もあれば、ずっと治療を続けている方もいます。
そして中には再発や転移を繰り返している方も何人もいます。
苦しい
辛い
悲しい
悔しい
ふざけんな
馬鹿やろう
色んな声を聞きます。
でもみんな前を向いて治療をしています。
会うと元気な方が、たまに泣き言の連絡をくださることもあります。
トリートメント中、おしゃべりして笑いながら涙を流し、客観的に自分が見えてしまったと最後には大笑いに変わる方もいます。
苦しくない人なんかいない。
辛くない人なんかいない。
それを吐き出すことは全然悪くないし、
むしろ吐き出してほしい。
お別れの前に、
「私頑張ったでしょ。偉かったでしょ。」
そう言ってさよならしていく方もいます。
笑いながら、バイバイ、ありがとうって。
みんな逞しいのです。
家族ではないのでその日常がどれだけのものかはわからないけれど、
ワタシの目にはみんなとても逞しく、強く輝いています。
治療している姿も、別れゆく姿もキラキラしています。
ワタシ自身がセレナイトだからまだこれからもこんなみなさんを見続けていきます。
ワタシもキラキラしよう。
ふぅ〜と深呼吸。
勇気と力をありがとうございます。