ワタシも同じことを思っていました。
このご意見は乳腺科医でご自身も現在治療中でウイッグ生活をしている方の思いです。
治療中のウイッグは抗がん剤で脱毛した方にとっては必需品です。
そのウイッグは様々な種類が有ります。
治療をしている方の為に作られた物から、このファッションウイッグまで。
ファッションウイッグの良さは比較的低価格帯が多くバリエーションも様々です。
色やスタイルも自分好みの物を幅広く探す事が出来ます。
しかし治療中の方の為の物ではないので、付属品の提案やアドバイスをもらう事もありません。
ネットでも購入できる手軽さもありますが治療中の方への具体的なフォローは当然ですが無いのです。
購入してそのまま着けててしまうと、ウイッグ裏の縫い目が直に頭皮にあたります。
通常ファッションウイッグは毛髪の有る方の為に開発されたものですので直につける事を前提に作られているんです。
しかし、脱毛期でしかも敏感になっている頭皮には少し無理が有ります。
治療中の方の為に作られた物でもアンダーキャップをかぶってからの装着になるのにこのファッションウイッグをそのまま着けると益々裏の縫い目などが頭皮にあたり痛みを伴う場合があります。
（これはワタシが治療中に着けていたウイッグ。ファッションウイッグではないのですが、それでも裏はこんなにデコボコでした。）
「ファッションウイッグも色々出てるし安くていいものもあるらしいよ。」
最近は病院でもこのようなアドバイスが有るようです。
であればその先にもう一言、アンダーキャップと、それを着ける事のメリットまで一緒に話して頂けたらうれしいです。
アンダーキャップは頭皮の保護として装着しますが、汗や皮脂が出てそれがウイッグに直接吸収されて汚れる事なども防いでくれます。
汚れを極力避ける事は治療中にはとても大切なことで、自分でシャンプーしたり洗いに出したりする手間を軽減できます。
アンダーキャップにはちゃんとした役割があり、それは抗がん剤治療中の方にとってはとても大切な事なのです。
この先生も、自身ががん患者という今までと逆の立場になり様々な事がわかったと・・・。
ココロの奥底の問題や、このように日常をより良く過ごす為の方法を具体的にアドバイスする事で知らなかったとや我慢していた事を解消する事もできる様になるのではないかと・・・。
がん治療の経験なんてしない方がいいに決まっていますが、経験をする事で知る事も多く有ります。
それをひとつずつ解決していけたらこれから治療する方にとって少しだけ楽になるのではないかなと思います。