2011年7月1日がんと診断された日、偶然友人が電話をくれました。
私は病院で担当医に1人告げられ泣く事も出来ずこれからどうしたらいいのか呆然としていました。
そんな時、携帯が鳴ったのです。
専門学校時代の友人でしばらく一緒に生活したこともあるさゆりちゃん。
今は実家の会津若松にいます。
「いま東京いるんだけどさ、何してる?」
「いま、がんて言われた・・・。」
彼女はすぐに病院に来てくれました。
話しを聞き、励ましてくれました。
美味しいもの食べようと連れ出してくれた七夕前の渋谷駅には大きな笹があり、たくさんの短冊がかけられていました。
私たちも「無事に手術が終わりますように」「がんが治りますように」と書いてかけてきました。
翌日は大学病院を紹介され話を聞きに行く事になっていました。
そこには前日に帰ったはずの彼女の姿がありました。
秋に国立がんセンターに入院しその後入退院を繰り返している時も
いつもタイミングよく姿を現します。
車を飛ばし、または新幹線で遠いところを来てくれるのに
顔を見て「元気そうでよかった」とお見舞いを渡したらそそくさと5分ほどで帰っていくのです。
後で聞いたら、一緒にいるのが辛かったと。
でも突然の訪問はいつもうれしかった。
そして今年2014年7月7日七夕、一年ぶりにセレナイトに来てくれました。
そして一緒に築地でご飯を食べ、銀座で買い物をし、そして美味しいお酒を飲んで別れました。
いつもそばにいなくても見守ってくれる友人は心の支えです。
さゆりちゃん本当にありがとう。いつもいつも感謝しています。
いつか恩返しできる日を待っていてくださいね。