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4.抗がん剤をはじめてから起こったこと、その期間の美容について スキンケア

抗がん剤治療をはじめてから暫くすると、驚くほどに握力がなくなります。

日ごろこんなに握力って必要だったんだ思うほどです。

まず、ペットボトルが開けられない。

今までは何気に毎日開けていたのにどうしても開かず、あきらめる事もしばしば。

そして化粧品。

女性は毎日朝晩使用します。その蓋が開けられない。

強く閉めているわけでもないのになかなか開かない。

開いたと思うと力がなくキャップを落してしまい、床をコロコロと転がり遠くの方へ・・・。

自宅ではいいのですが、入院中はみんながスリッパや靴で歩いているのでよく洗って拭いての繰り返しです。

そこで、化粧水はポンプ式に入れ替え、クリームも蓋はちょこんと置くだけ。

クレンジングも拭くだけのものや、蓋の無い石鹸にしました。

なかでも便利だったのはポイントメイクリムーバーとクレンジング、化粧水がひとつになったものです。

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眉も無いのでしっかりと眉とアイラインは描いているから洗顔だけだと落ちにくいため、クレンジングは必要なのです。

抗がん剤の治療中は身体がだるく疲れやすいので出来るだけ日ごろの動作を省略できる工夫が必要。

女子なのに悲しいですね。

でもこの時期は臭いにも敏感だし、脱毛した自分の顔なんてあまり見たくないし

ちょうどいいのかもと気持ちを切り替えて暮らします。

また、抗がん剤の影響で日焼けしやすくなるとの事で、サンケアはきちんとしました。

たぶん全身の毛がなくなると同時に、同じように死んだ細胞である肌表面の角質層もはがれていき、肌内部を守る事が出来ず過剰にメラニンを作り出す事でシミなどになりやすいようです。

でも、角質層がなくなったせいか、びっくりするほど肌がつるつるになりました。

みんなに「触って、触って、赤ちゃんみたいになった!」ってつるつる肌自慢。

しかし治療が終わると以前のようにしっかりと大人肌に戻っていきました。

当然ですよね。

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