誰かに聞いてもらいたい、ひとり言です。
緩和ケア=最後の人
まだありますよね。
その昔、「緩和ケアに・・・」って言われたとき、
ワタシ自身も「えっ終わり??」って思った事は確かです。
しかし最近も、緩和ケアにかかる人たちを一緒くたにして、
最後の人的な言い方が目についてしまって悲しくなります。
お客様からもそんな話しをよく聞きます。
緩和ケア、ホスピス、ターミナルケア
色んなものがごっちゃになっている。
まぁ正確に分類されていないと感じるのが一般的だとも思います。
しかし、
この混同、患者やそのまわりにいる人ならまだしも、医療者や病院の活動などに関わる人までがそんな認識で患者を悲しませているのです。
「緩和ケアを受けている方を最後まで見守りたい・・・」
「緩和ケアにかかっている人を少しでも勇気づけたい・・・」
違う!!
ワタシも以前、風邪をひいて近所の病院に行ったとき、
緩和ケアにかかっていたと話したら目を丸くして、
かかりつけの病院に行った方がいいと言われた。
がんのかかりつけ病院(ワタシは国立がんセンター)では、
風邪は近所の病院やかかりつけ病院で・・・と言われる。
どっちなんだ!!
どうしたらわかってもらえるのかな。
緩和ケアにかかっているセレナイトのお客様、沢山いらっしゃるけどみんな凄く元気だし
最後じゃないよ。
「国立がんセンター がんになったら手にするガイドより」
『緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的問題、 心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確なアセスメントと対処(治療・処置)を行うことによって、 苦しみを予防し、和らげることで、クオリティ・オブ・ライフを改善するアプローチである。
緩和ケアは、がんが進行した時期だけでなく、がんが見つかったときから治療中も必要に応じて行われるべきものです。
がんと診断されたときには、ひどく落ち込んだり、不安で眠れないこともあるかもしれません。
治療の間には食欲がなくなったり、痛みが強いことがあるかもしれません。
「つらさを和らげる」という緩和ケアの考え方を、診断されて間もない時期から取り入れることで、こうしたつらい症状を緩和しながら日々の生活を送ることができます。』