お見舞いの誰もが帰り際に「頑張ってね」と言って帰ります。
でも私たちは、これ以上何を頑張ればいいのか?私の頑張りはまだ足りないと言う事なのか?
頑張ったら本当に良くなるのか?
頑張ってなかったから癌になったのか?
この言葉をかけられる度に苦しくなりました。
人にはそのような表情は見せませんが患者は皆同じ気持ちでいっぱいです。
普段はとても穏やかな方が、カーテンを閉め、家族にあたり泣いているところを何度か目にした事もあります。
本人の辛さは本人にしかわからないのです。
むやみに「頑張って」の言葉は逆に傷つけてしまう事もわかりました。
みんな頑張っているんです。
その時も、これからも。
だからそっと支えてあげてください。