T字帯って手術経験のある人はわかると思うのですが、そうじゃない方からの質問がありましたので載せておきます。
術後目が覚めたときに自分のカラダに管やら機材やらなんやらかんやら色んなものが繋がっています。
ワタシも7本ほどあったような・・・。
それは、腹部下方からリンパが流れるようにだったり、導尿管(おしっこが勝手に出るように繋がれている)だったりとするのです。
そんなに管が沢山繋がっていると普通のパンツではダメなのです。
何がダメって、まず管が折れ曲がりますよね。
そうすると流れていくものを塞き止めてしまうし、皮膚にも負担がかかる。
更に手術をする事でその後は暫くベッド上での安静状態が続きます。
その際看護師さんに着替えをお願いするのですが、本人も看護師さんもスムーズにできるようにこのT字帯があるのです。
簡単に言うと、医療用のふんどしです。
腰の後ろ側に長い生地の上をあてて、お腹で紐を結ぶ。股下を通って生地を前に持ってきて紐を結んだところから生地の先端を通して垂れを出す。
ふんどしです。
術後暫くは病院で売っている晒の(薄いガーゼ)T字帯なのですが、これは薄くて知らないうちにTバック状態になるのです。そして使い捨てで一度洗ってもくにゃくにゃして気分が悪いのです。
術前に同じ病室にいたせっちゃん(70代後半)は術後隣の部屋に移りました。
せっちゃんは大腸がんでした。
毎朝おはようの挨拶に行くと、「今日は◯枚買ってきてもらえる?」って毎日お使いを頼まれました。
家族にも言いにくいと・・・。
T字帯はとても便利なのですが患者からしたらしばらくするとその姿や機能性がなんだか釈然とせず、恥ずかしさを伴うのです。
だからと言ってすぐに普通のパンツには戻れずデカパンや男性用トランクスを履いたりしていました。
それに暫くは腹帯(お腹の傷をサポートする厚めの腹巻のようなもの)を付けているので大きめじゃないと入らないんですよね。
そこでワタシたちが考えていたのが今回発表するTパンツなのです。
T字帯は、はじめのころは白である意味があるそうです。
出血や排泄物の確認だったりするそうです。
でもある程度経過したら白である必要はない。
だから可愛い色で可愛いカタチのTパンツを作りました。
腹帯付けていても、お腹が腫れていてもパジャマの下くらいは可愛くいたいですもんね。
今回のTパンツ、色々準備していてもお手伝いしてくれる老若男女みんが
「可愛い!!!」って言ってくれています。
なんと男性のドクターでさえ^^
そんなもんなのさ^^
りぼんタイプ
パンツタイプ