いつものお正月の様であり、でもやはりいつもとは違う新年の幕開け。
皆さまはいかがお過ごしですか?
初詣もやめてベランダでぼーっと空を見上げると元旦の昨日も、今日も、あり得ないくらいにきれいな青空です。
昨日大切な人が逝ってしまいました。
ここ、セレナイトのブログでも何度も紹介してきた黒田朋子ちゃん。
大晦日に厳しい状況であると連絡をもらいましたが彼女のことだからまたその場から抜けてきてくれる!いや苦しみがこれ以上彼女を覆うのは切ない。色んな感情が交錯していました。
そして2021年を迎えてすぐの時だったそうです。彼女曰く、何度も経験していた地獄のような状況から旅立っていきました。
元旦の朝に連絡をもらい全身の血が煮立つような、なんだかそんな感じをはじめてあじわいました。
最初はセレナイトのお客様でした。
その後は友人としてもセレナイトのあるべき姿とは、など様々なアイデアを出しスピード感溢れるアドバイスをくれました。まだまだこれから助けてもらいたかったのに。
生きる事に貪欲で、転移の度、治療に入る前には絶対闘いに勝って娑婆に戻る!って言っていた。そしてその度におかえりの再会をして長話しして未来を語った。
会うと彼女の中には、それは未来ではなく既に様々な事が進行形で色んなプロジェクトが進んでいたよね。
その片隅にセレナイトも置いていてくれた。
自粛期間中にはじめた、sakurako.skincare.methodも彼女のアイデア。あり得ないくらいのスピードでシステムを考えロゴを作りメニューを決めスタートさせてくれた。
私の、一番苦手とする部分から逃げる姿勢をズバッと察知して痛く突いてくる。プロフェショナルなフォロー。いつもタジタジしながらもとても心強かった。腰の重い私にイライラしながらも理論的にわかりやすく伝えてくれ、時間をかけてフォローしてくれたね。
最後に会ったのは夏にお手入れに来てくれて、いつものように驚くほど満足して心から褒めてくれる。そして次に繋がるアイデアを出してくれる。
その後はまたいつものように突然メッセージで、桜子さん〜、この肌トラブルどうしよう!とたくさんの写真と詳細が送られてくる。
状況や環境を聞いて、私にわかる範囲でのアドバイスをすると経過観察して報告してくれ、これまた、「桜子さん、良くなってきたよ!すごい!専属エステティシャンがいるってすごい事だね」って心から喜んで褒めてくれる。
その時がどんなに嬉しかったか。
麦にも会いたいと言ってくれ、長い時間抱っこして撫でてくれていたね。
今度引っ越しを考えていて、私も保護犬飼おうと思う。そう言いながら麦にずっと話しかけていたよね。麦ちゃんまた会いに来るねって帰っていったよね。
また苦しい闘いを終え戻ってくると信じていた。
1週間ほど前、彼女の夢を見た。
鳥と化した彼女が私の寝室の窓をすごい勢いで叩いていた。怖くて開けることが出来なかった。何が言いたかったの?あの時開けていたら違ったのかな?
これからの世界はきっと彼女を求めていたのに。私もまだまだサポートして欲しかったのに。一緒にやりたかったのに。
2021年を待って旅立っていったのは彼女らしいと思う。その時まで精一杯踏ん張ってくれた。
見事だったよ、朋子ちゃん。
またすぐに生まれ変わって降りてきてね。
それまでゆっくりしててね。
本当に本当にありがとうございました。