古村比呂さんのニュースを受けて感じた事。
今までも幾度となく一喜一憂を繰り返してきたであろう。
もう大丈夫。
そう言われ、信じて、前向きになった瞬間に再発、転移。
目の前の道がぼろぼろと崩れ落ちて行く。
新たな道をやっとの思いで探しだし
進もうとしている時に待ちぼうけ。
本当にこの先進めるのだろうか、このまま終わりになってしまうんじゃなかろうか。
様々な葛藤の中で、出来ることは自分を信じる事しかない。
退院間近のある日、転移を告げられた日も、
抗がん剤治療が先送りになった日も、
何度となくその想いが込み上げて来た。
セレナイトのお客様も同じ。
転移や再発を繰り返し
抗がん剤治療が何度となく先送りになった人は数知れず。
セレナイトにいらっしゃって泣きながらお話しされる方や
電話でこらえながら報告をしてくださる方
数行のメールで知らせてくださる方
色んな感情を今まで見てきた。
闘いの中で、ぷつりと紐が切れたような音がする瞬間。
でもそれは終わりではないし
良い選択をしてもらったからこその先送りだったり。
その選択を感情としては受け入れられない日々が暫く続く。
頭では理解はしているのだけれど、ココロが伴わない日々。
先の不安や恐怖が襲いかかる。
どうしてワタシだけ・・・
だけど、ワタシだけじゃないよ。
同じ気持ちでいる人が大勢いる事は、きっとみんな知っている。
そんな時もある。
そんな時は嘆いて、泣いて、叫んで、苦しんでいい。
きっとその先には道があるから。