桜の満開。
コブクロの蕾の歌詞が浮かびます。
お母さんへの想いを歌にしたものです。
昨日いらした方は数年前にお父様とお姉様をがんで亡くされ、
今は少し認知症の出はじめたお母様のお世話をしながら毎日通勤時間の長い会社への往復と家族の世話をしながらの大変な生活をされています。
でもそろそろ限界かなと・・・。
日中お母様を一人でおいておく訳にはいかないし、なにがあるかと想像してみると怖い・・と。
最近そういうお客様が多いようです。
同じ世代の方はみなさん同じ悩みがありますよね。
同居の親を見るのも大変ですし、離れて生活していても悩みは尽きません。
遠く離れたところにお母様を一人でおいているお客様は半月に一度数日間仕事を休み新幹線で通っていらっしゃいます。
本当は生んで育ててもらったのだから大切にしたいと思うのだけれど、
どんどん子供になって行く親を間近で見ているとストレスが溜まって自分自身がおかしくなってしまいそうだと・・・。
新聞やテレビ、雑誌などでは耳にしたことはありますが最近お客様から聞くことが多くなるととても身近な問題として事の重大さを痛感します。
「身内だからこそ大変なこともある」
私ががんになった方々のご家族と話す内容と同じです。
近いから故の葛藤が家族に重くのしかかってくることは日常が日常ではなくなることなんですよね。
子供は生まれてどんどん成長し手がかからなくなるけれど
親はどんどん子供にかえっていき常に手がかかるようになる。
恩返しとはどうすればいいのか・・・。
いつ終わるともしれない問題に直面している方が多い事に驚く最近のセレナイトです。