大学院で学ぶ薬剤師さんから取材を受けました。
数年前にはじめてお会いして今回は2回目。
同世代なんですが、昨年から大学院に行きはじめたんですって。尊敬します。
取材内容は、残薬についての質問でした。論文にするらしいです。
治療中は何故薬を残すか?
残したものをどうしているか。
薬とは自分にとってどんな存在か。
などなど小一時間の取材でした。
まず、がんの治療においては薬は残さなかった。
だって残す事で効かなくなったら・・・とか思ってしまったのです。
お通じの薬や鎮痛剤も、がんに対する効果ではないけれど、なんだか気持ちがそちらに向いていました。
そして、鎮痛剤なんかはお護りのように持ち歩いていたし、いまでも持っていたりします。
もうあの頃のような痛みはこないと知っているのだけれど、側に置く事で安心するのです。
今もお守りと一緒に持ち歩いています。
いろんな事を話しながら、5年前を思い出し、少し忘れかけていた事も蘇ってきた。
抗がん剤投与の前には毎回大粒の薬を飲んだな、きつかったなあの大きさは。。。
入院中も夜中に看護師さんに眠剤を持ってきてもらって半分に割って飲んだ事、
お通じの薬が効きすぎて夜中にトイレに籠りたいんだけど、4人部屋だから外のトイレに行ってたな。。。
とかね。
なにかと最近は薬剤師さんとの関わりが増えはじめている気がします。
入院中も、薬剤師さんが来てくれて話す時間がなんだかほっとした。
7月は、そんな薬剤師さんに呼ばれてセレナイトの取組みを話すことになっています。