昨日は昨年9月に続き慶應義塾大学中等部での選択授業の中でお話しをさせて頂きました。
ワタシの中学時代とはまるで違い、皆さん真剣に耳を傾けてくださいまして少々緊張してしまいました。
イヤイヤ、学校のレベルが違いすぎています。。。
今回は小人数で「ちか!!」と言う感じでしたが、
その肌の温度を感じながらの時間はそれぞれの心を熱くしたようですし、ワタシもとても熱く感動しました。
授業も終わり、この会を主催してお声掛けくださっている埼玉医科大学総合医療センター消化器外科、緩和ケアのお医者様である儀賀先生に送って頂きながら、なんとなく話しの流れでこの三年間の振り返り、お客様の事や友人たちの事を話しながら自分のセレナイトでの歴史を紐解いたような感じになっていきました。
先生とお話しをしながら、どこかで自分のここ数年の歴史に蓋をしていたのかも・・・・。
実際には常にオープンなのですが、軸の部分を、自分自身でも隠すというか、あえて見ないようにしていたのかも知れないと気付いてしまいました。
あの頃の自分を思い出すのが怖かったような・・・。
まだ100%を思い出す事が少しだけ恐怖でもあり、先送りにしている自分がいる事を知りました。
先生と別れてスマホを見ると留守番電話が入っていました。
折り返し電話を入れてみると、昨年一度だけ来てくださった方のお母様でした。
お嬢様が旅立たれたと。
入院前に一度来てくださって、その後も予約を入れてくださっていたのですが体調を崩されてお会いするのが延期にいなっていたのです。
治療の大変な状況はメールで都度知らせてくださっていたのですが、
いつもポジティブで明るいメールでこちらの方がいつもおおきな力を頂いていました。
無菌室に入った後も、元気玉と称してお互いメールで送り合っていました。
はじめてお会いしたときには自分への後悔は口にされませんでしたが、ご家族への感謝と想いを強くお話ししてくださったのです。
ワタシがセレナイトのお客様で本気で叱ったのはこの方だけです。
家族への感謝や想いを語るのでは無く、自分への後悔をしてほしかった。
もっと早く病院に行けば良かったと・・・。
親に子供が亡くなった事を連絡させるなんて一番の親不孝です。
昨日お母様とお電話でお話ししました。
はじめは怒っているような印象を受けましたが、お話しするうちにお嬢様の本当の想いを知り、涙が止まらなくなっていらっしゃいました。
がんになったら親に迷惑をかける・・・そんなことは無い。
治せばいいだけ。
親より早く逝ってしまう事が一番の親不孝です。
空の上で反省してください!!
そしてお父様、お母様を見守ってください。
いつも、「また桜子さんに会いたい、またセレナイトに行きたい」って言ってくださったこと、
ワタシの励みになりました。
いつも温かい笑いのこぼれるメールをありがとうございました。
また会いましょう。