栃木県のある病院の看護師さんがわざわざお越しになり がん患者さんから出る美容相談についての講習を行いました。 都内の専門病院と違い、詳しい美容相談までは行き届かないのが現状であり また、看護のプロであっても美容のプロではないのでアドバイスが難しいとのことでした。 丁寧な質問が山ほどあり、あっという間に時間が経ちましたが、 私自身も、予想外の質問も出てきて改めて必要とされる内容の掘り起こしにもなりました。 それに都会と地方のがん患者の立場、環境の違いなどわかっているつもりでいたけれど 予想以上の深刻な部分も見えました。 看護師さんはがん経験者ではないので患者さんに声をかける時も考えて、考えて、それから言葉にするそうです。 相手に失礼ではないか?傷つける言葉ではないか? 看護師さんが言ってくれる事は傷つく事はないのでは・・・? とも思ったけれど、振り返ると私自身も 「だって看護師さんはがんになった事はないから私の気持ちはわからないでしょ?」 そう思った事もありましたもんね。 セレナイトにいらっしゃる方は私が同じ病気の経験者だからこそ話してくださる事もある。 その意見もまとめて看護師さんたちにお伝えしていくのもセレナイトのひとつの役目かも。 セレナイトをなぜ私がやっているのかという事を改めて思い返す貴重な時間になりました。
昔の研修風景・・・