最近耳にしたこと。
抗がん剤治療中に付けまつげの存在を知らなかったという方。
「病院でも、周りの人にも教えてもらってない。あの時付けまつげの事を知っていたらどれだけ助かっていたか…。」
そう仰っていました。
「すぐ生えるから!」
すぐって、半年、一年はすぐではありません。
「みんな一緒よ!」
そのみんなの中には、まつ毛が無くて外に出られない事で悩んでいる人がいるのを知ってますか?
抗がん剤治療では、殆どの方が全身の脱毛があります。
体毛は外的要因と言われる埃や雑菌、紫外線や温度差などからも守ってくれます。
自身から出ている皮脂膜も支えてくれて、肌を乾燥から守ってくれることもあります。
その中でも一番目につく眉やまつ毛はさらに大きな機能を持っています。
抗がん剤治療中の暑い季節はとても重要な役割。
ウイッグを被り普通のときよりも更に蒸れて熱くなっている頭から流れ出る汗を食い止めてくれるのです。
その汗は眉が無いからそのまま瞼に流れ落ちてきます。
そして、まゆげが無いからしょっぱい汗が目に入ってきます。
痛いんです。
ゴシゴシ擦ります。
敏感になっている肌が益々弱くなります。
そんな事を少しでも緩和するのが付けまつげの役割でもあります。
(眉は毛を足す事は出来ず描くだけなので汗を止めることは出来ません)
まつ毛は外見を整えるだけではないのです。
まつ毛があるだけで日常の生活がこんなにも助かっていたなんて抗がん剤治療中に初めて知りました。
実は鼻毛もそうでした。
セレナイトにいらっしゃい方もずっと鼻水ズルズルしています。
鼻毛が無いので粘膜を守れず刺激されて、ツーっと流れ出てくるのです。
毛、すごいんです、毛‼︎
もっと多くの方に、医療者の方にこんな事を知ってもらえたらなと思います。
「付けまつげ付けたら?」の後に
「どうやって付けるんですか?」と来る疑問に答えられない方もいるそうです。
ですのでその疑問にお応えするものを今制作中です。
がん美容手帳(仮称)
それまでは付けまつげの存在だけでも是非一言お伝えください^ ^
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