抗がん剤治療が終ってもう何年も経つけれど、
寒くなると関節がピキピキしてしまいます。
あの頃のようなロボット状態で時間をかけなければ生活出来ない程ではないけれど
朝の目覚めは少し恐怖をおぼえます。
ベッドから足を一歩踏み出す時、あのずんとくるような痛みが襲ってきたらどうしようとか、
関節が全て動き出すまでに一時間程の時間をかけて、そこに油を差し込むようなイメージトレーニングをしながらカラダを慣らさなければならないのかとか、
未だにその恐怖があります。
実際は、もうそこまでではないけれど、寒くなるとこのピキピキ感は始まってしまいます。
ワタシは痛みや違和感があまりにもひどく、治療中に何度かリュウマチの検査をしてもらいましたが違いました。
やっぱり抗がん剤の副作用なのですよね。
だから治療が終わり、数年経ったら少しは楽になりました。
でも未だにある。
これからもずっと付き合う痛みなんでしょうかね。
このピキピキがスタートすると冬が本格的に来たな〜と思うのです。
あの頃、仲間たちとこの痛みを毎日のように呪っていました。
そして自分たちががんになった事を呪っていました。
がんは、その時だけでなく、治療が終った後もずっとどこかに潜んでいます。
カラダだけではなく、ココロにも。