インフルエンザがどうにか消え去った日の事。
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5日ぶりにお風呂に入ってまず髪の毛を洗った。
そると突然あの頃の記憶が蘇ったのです。
ウィッグ生活をしていたあの頃の臭いがしたんです。
頭を洗わず脂が酸化し、それに熱いお湯があたり、タンパク質が固まって手に触れる感じも重く独特の臭いを放つ。
１度目のシャンプーでは、自分の脂が多過ぎて全く汚れが取れない。
２度目のシャンプーでやっとべたつきが消え、手触りもなめらかになり、臭いも消えて行く。
バスルームがあの時の臭いに近くなり、一瞬身構えた。
自分でもびっくりだった。
ちょっとした恐怖を感じ苦しくなった。
「あんな〜時代も〜あったねと〜?」と敢えてココロの中で歌ってみる。
その気持ちから遠ざかるように歌ってみる。
お湯をかけている段階で、髪の毛にはびこった脂が固くなる感じが、ウイッグを１週間に1回洗ったときの状況と同じだった。
そこから湧き出る臭いも。。。
やっぱりシャンプーって必要よね。。。と改めて感じる。
抗がん剤治療中や、本当に体力の無い時にはする必要がないし、ワタシだって今回苦しかった時にシャンプーしたいとは思わなかった。
だけど、少し体力が戻ってくると、まず頭を洗いたかった。
頭が重く、上から覆いかぶさるような圧を感じていたので、カラダよりも頭を洗いたかった。
余談ですが、２度目の手術で意識朦朧の数日間、ワタシは我がままを言って、毎日車いすで洗髪室に連れて行ってもらって頭を看護師さんに洗ってもらっていたそうです。
自分では記憶が無かったのですが、家族や友人、看護師さんに後になって言われました。
無意識でも頭を洗いたかったんだなぁ・・・。
余談でした。
今回は５日ぶりに頭を洗ってお風呂に入って、体重を計ったら、４キロ減量出来ていました。
食事出来なかった事と、垢が落ちたのかな＾＾
だけど、もうそれもすっかり元通り。
残念。。。
まぁ、必要以上に食べなければいい具合に体重調整は出来るという事、よくわかりました。