恥ずかしいのですが、先週のこと。
実は先日、見本を届けてもらった日の帰りに、電車の中で読んでみました。
この本を作りたいと思った最初の目的のひとつは、誰の目も気にせず電車やカフェで読める事!だったので・・・。
で、読みはじめたら最初の1ページで涙が出てきた。
自分のまえがきに感動してしまったのです、恥ずかしい・・・。
過去の思い出とか、作った苦労とか、出来上がった感動とかではなく、
まえがきを、さとう桜子ではなく客観的に読んでしまいました。
そしたら、涙が出ていて、止まらず、クシャミするふりをして涙をぬぐっておりました。
馬鹿げてる。
だけど、涙が止まらなかったのです。
ひとりのがん患者として読みはじめていた自分に驚いてしまいました。
1ページからなかなか進めず閉じてしまいました。
きっとがん経験者の方ははそうなってしまうものなのかと考えると、あとがきにした方がよかったんじゃないかと思ったりして。
そして家に帰ってから読みはじめると、さっきまでの気持ちより大きくなったのは、少し前までの自分でした。
あんなに何十回も書き直したり読みなおしたりしているのに、まだ修正したい部分が出てきて、付箋が増えて行くのです。
あぁ、もう修正出来ないのにまだやってる自分が悲しい・・・