ふたつのお別れの知らせが入りました。
同じ日にふたつも。
一日悩んだけど書いておこうかと思います。
ひとりはセレナイトをじはじめる前からの知り合いで、以前いた会社の取引先の方。
セレナイトをはじめてから数年して、「実は私もなったの。」と連絡があり、何度かエステやメイクレッスンにも来て頂き、時には研修モデルもお願いした。
ストレートに言葉を伝えてくれる方で研修モデルには適任だった。
ここ数年で転移、再発を繰り返し、その度に復活していた。
5月、セレナイトの引っ越しを知って連絡をくださって、返事を書いたけれどその後は途絶えた。
築地にはもういないのね、残念ですと。そして、
「緩和ケアに移行しましょうと言われたの。覚悟はしていましたが、その時は急にくるのかな。」
それに返信したワタシのことばはあれでよかったのかな?
会いに行けばよかったのかな?
毎回のことながら色んな後悔とか反省が渦巻きます。
いつもお手入れの時は珍しいお土産を探してきてくださった。
仕事が好きで、子育ても終ってこれからって言っていたのに。
もっともっとお話しがしたかったです。
もうひとつの連絡はあっという間の旅立ち。
体調が思わしくないと知らせが入ってからほんの少しでしたね。
そんなに早いなんて思わなかったから自分なりに身につけた少しだけの心の準備もしていなかった。
ズキズキします。
生きていると笑って泣いて怒って色んな感情が一日のうちにあれやこれやと湧いてくる。
そんな自分がイヤになると思うこともあるけど、それってやっぱり生きている証拠だよね。
数年間、どんな思いで過ごされたのだろう。
数日間、どんな思いで過ごされたのだろう。
ワタシの感情の変化なんてちっぽけなものであって、
その日を自分の中で覚悟を持って迎えるってどんな苦しいことなのか。
でも、これまでセレナイトでお別れしてきた方々の多くは、いつも最期のメールや電話では明るく元気にわかれを告げてくださっている。
そんな風に気持ちってかわるものなのか。
本心ではなく見せかけなのか。
本当に心残りや苦しさはないのか。
ワタシには知る由もないけれど、力を振り絞って連絡をくださることに感謝したい。
このふたつの連絡は、ワタシを通して空の上を一緒にのぼっていってほしいな。
大変な治療、お疲れ様でした。
ゆっくりおやすみください。
ありがとうございました。