『はんぶんライオン』
敬愛する大原悦子さんの4冊目の絵本。
毎回送っていただく度に新鮮で、色々と考えさせられるのですが、今回は特に深く々身に染みました。
材料が足りないまま半分だけ仕上がった状態で店仕舞いをしたおじいさんの家に招かれたはんぶんライオン。
周りのぬいぐるみたちから色んな知恵や経験をもらって、見た目は半分ライオンのまま立派なライオンに成長していくものがたり。
ちょうど送ってもらった日の前日、
お客様との話しの中でモヤモヤとしたものがあったから、読み終えた後に涙が止まらなくなってしまった。
その方は、結婚式を控えてブライダルエステを受けたくてエステサロンを探していました。
でも、式場から紹介されたところも、自分で探したところも、がん治療中ということで全部断られたそう。
髪が少しだけ抜けてきている。
見た目の変化はほとんどない。
でもやっぱり、がんの、治療中のひとは、迎えられない。
そんな時、担当医からの紹介でした。
色々話してお手入れして、来てよかったと帰られた。
お世話になりました!
顔が頭はもちろんのこと、気持ち的にもすっきりしました!ありがとうございます!
そんなメッセージがきた後だったから。
まぁ、治療中はブライダルエステでなくても断られる事もある。
結婚式前だと更に慎重になるのはわかる。
でもお断りするときの対応とかね、色々考えることもしてほしいな、と。
ウェディングドレスの写真も見せていただき、幸せいっぱいのいまこの時、携わらせてもらって私も幸せです。
大原さんにも報告して、優しい気持ちもいただきました。
最後のページのライオンは少し誇らしげ🦁
ありがとうございました。
大丈夫、どうにかなる!
セレナイトの研修生さんで、がん治療中にセレナイトの経験や知識を学んでくれました。
彼女の言葉は今も深く心に残っています。