昨日の朝たまたま見ていた(聞いていた)朝ドラの中の台詞。
ここだけがどど〜んと耳に届きました。
ストーリーはあまりわからないのですが、手持ち着物の少ない女性たちが一枚の着物から洋服を仕立てて着る。
それだけの事なのですが、時代背景は戦後の厳しい状況。
そして彼女たちの設定は多分女給さん?
この前の台詞に「惨めでも・・・」ってあったので本意ではない状況での環境と察しました。
そして昨日伺った会にもがんではないけれど大変な状況下での生活を送る方達の声を聞いて尚更この言葉の意味を感じました。
がん治療中の方もそうですが、女性であることはこのようなオシャレ心が気持ちを高揚させ前を見る勇気にも繋がると言う事。
美容の力も同じです。
お客様のお肌に触れ、メイクを一緒に練習する。
ホームの元女子に口紅をつける。
それだけで彼女たちの表情は明らかに変わってきます。
男性にはもしかしたらわからない感情かもしれませんが女性は小さな女の子の時期から生まれるものだと思います。
洋服がしっくりこなかったり、ヘアースタイルが決まらなかったら出かけたくなくなる。
マニキュアを塗ったりいつもと違う口紅をつけるだけで心が踊るんです。
この朝ドラの台詞、刺さりました?
あぁこの仕事を選んでよかった。
本当は旅回りの役者になりたかったんだけど裏方のメイク師に憧れてそれは叶わずメイクアップアーチストを目指し、化粧品会社に入って多くの女性の力になれる。
アリガタヤアリガタヤな仕事です。
セレナイトは思いがけずの仕事ですが、まだ全力でこの仕事でアリガタヤとは言えない部分もありますが、
美容という枠ではアリガタヤです。
一番尊敬する先生がいます。
へなちょこで生意気なくそったれ小僧の頃にお世話になった方です。
その先生がいたから美容の世界に居残る事が出来たのです。
すごく男っぽい先生なのですが(ちゃんとした女性です)「女は生まれたときから死ぬまで女」といつも仰っていました。
何気な言葉だけど強く惹かれていました。
ワタシは自分の事を女性らしいとか色っぽいとか一度も思った事は無いけれど、女なんです。
(先日長崎に帰った時同級生の中でワタシだけが『さとう!』って呼ばれてる事に改めて気付いた。
みんなは○○ちゃんって呼ばれてる。いくつになっても○○ちゃん。いいなぁって思った。なんでワタシだけなんだろ・・・。男っぽかったかな・・・。本当に一人だけ。
ワタシも、ちゃんって呼ばれたかった。余談でした。)
だから自分のオシャレも、人のオシャレも大好きです。
もっと治療中でも、年をとってもワクワクするような事を考えていこ。
考えるだけでこちらもワクワク?