先日看護師さんとの会話で出たがん治療中の美容に関わるトラブルについてお話しします。
くどいようですが紫外線。☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️
看護師さん曰く「そう言えば窓際の患者さんが灼けていたような気がする!!」
そうなんですよ。
室内にいても紫外線の影響は確実に受けているんです。
抗がん剤治療中の方々は「紫外線に気をつけてくださいね」と言われるから頑張って日焼け止め付けたりするけれど、違う治療で入院していてもちゃんと紫外線予防をしておかないと灼けていくんです。
その看護師さんが言ってました。
「私たちは院内を歩き回るからずっと紫外線の影響を受けている訳ではないけれど患者さんは毎日ずっと窓際でじっと動かずいる訳ですもんね〜」
そうなんですよ。
肌の奥深く(真皮層)まで到達するUVAは地上で確認される紫外線の9割以上も占めるのです。
そしてそれは確実にガラス窓を透過してコラーゲンやエラスチンに悪影響を与え、働きを弱めたり変形させていくのです。更にメラノサイトにも影響を及ぼし後に黒くしていくという悪さをしてしまいます。
だまってベッドに横になっているだけで毎日紫外線の悪影響が蓄積されるんです。
そして退院する時に「なんで病院にいたのに灼けちゃったんだろう???」ってなってしまいますよ。
しかしそんな紫外線の良い影響としてはビタミンDの形成だったり、抗うつの効果があったりいい事も有ります。
ですから毎日少しの時間は紫外線を全身に受けるのはいいのですが、それ以外の時間で、じっとベッドに横になっている時は日焼け止めを必ずつける事をおすすめします。
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今日もセレナイトの目に前にある小学校では元気に子供たちが校庭で遊んでいます。
彼らは紫外線の影響を受けても代謝が早いのでしみになったりはあまりしません。
子供のときを思い出してください。
夏休みあけに真っ黒になっていてもしばらくすると抜けてきましたよね。
だけど大人になると灼けた後がなかなかとれない。
更になんだかごわついたり乾燥したりシワっぽくなっている。
お・と・な・だからです。
代謝もスピードが衰えているし今までの蓄積があるので回復はなかなか難しいのです。
病院の窓際にいるということは営業のサラリーマンが車で回っていると陽のあたる方だけ灼けると聞いた事がありませんか?
それと同じ状況なんです。
だけどみんさん室内だし、病院だからって無防備ですよね。
病院だからって全ての病院がUVカット硝子やUVカットカーテンを入れてる訳ではないと思います。
今、紫外線は一番強く、きつくなっています。
今まで日焼け止めを使っていなかった方も今日から日焼け対策をしてみてください。
病院の売店に売っていたかな?
ワタシのいた国立がんセンターでは見なかったような・・・。
このブログを呼んでいただいている医療関係者がいらしたら是非病院内の売店に日焼け止めを置いてください。
宜しくお願い致します。
参考までに先月初めのブログで紫外線について詳しく書いているので?に貼ります。