8月29日、軽井沢。緩和ケアに携わる医療者の方々の研究会「SCORE・G」のサマーセミナーにゲストスピーカとしてお招き頂きました。
座長である日赤医療センター緩和ケア科部長の的場先生から頂いたテーマ「”女性らしくあること” ”私らしくあること”をあきらめない」は実のところ、とても幅のありすぎるテーマで少々困惑しておりました。
お話しを頂いてから時間はありましたので、どのような内容にすべきかしばらく悩み、的場先生に相談もしましたが、「今まで感じてきた事、何でもいいから。楽しんで!」と・・・。それからまた悩み出した結論。
自身がなぜセレナイトをはじめようと思ったのか、はじめてからお客様に頂いた情報や想像していなかった感情などをまとめてみることにしました。
医師として看護師として先生方が日々取り組んでおられる事に比べれば取るに足らない内容ではありますが、その医療者にも言えない事をセレナイトではお話しくださる。今回はその内容を拾い興しお伝えしました。
また先生方が現場でもお話しくださればいいなという希望も込めて、簡単な美容のヒントもいくつか入れ込んで。
緩和医療の専門的な内容を医療法人光仁会西田病院の冨安先生、そしてがんで親を亡くした子供たちを支える活動をしていらっしゃるAIMSの高井代表のお話しの後、昼食をはさみスタート。はじめは緊張のせいで話す予定の情報がスポッと抜けてしまい、平静を装いながらも頭の中は「キャーキャー、どうしよう!!!」と少々パニックでしたが、どうにか頂いた80分間を終了する事が出来ました。
私の後に登壇されて「がん患者の口腔ケアは変わりましたか?」というテーマでお話しくださいました国立がんセンター中央病院の上野先生は手術が決まった時に私も診て頂いたのでした。すごい偶然でしたがご挨拶させて頂き,元気になった姿をお見せ出来て良かったです。
その後は皆様から色々な質問やお褒めの言葉も頂き、感謝してもしきれないような1日となりました。
今日もメッセージやメールを頂き感動しております。
セレナイトをスタートし、この2年間は先が見えないような状況が続き悩み苦しんできました。
でもまわりの方々に「絶対必要とされる活動だからやめたらダメ!」というプレッシャーを頂きながらやってきた事が、いま必要と感じてくださる皆さんに届きはじめるのかな?と、やっと肌で感じる事ができました。
セレナイトをはじめるきっかけを作ってくれた友人たちも喜んでくれていると思います。
私が好きではじめた美容の世界の情報、そしてがんになり嫌々ながらも経験した事が、少しでも治療中の方々の不安や不便、不快を解消するひとつのきっかけになればと改めて感じる1日となりました。
貴重な体験を頂いた的場先生に感謝するとともに、快くお迎えくださった皆様にも心より感謝致します。
軽井沢は終日雨でとても寒かったのですが、先生の別荘で暖炉を焚いて頂き8月と言うのに心地よくあったかい夜を過ごしました。
お食事、お酒も皆さんが前日から準備してくださっていたようで至福の時間となりました。
実はおしゃべりに夢中であまり写真を撮っていませんでした・・・。ごめんなさい。
そして女子である女医さんや看護師さんのお肌チェックとカウンセリングに勤しみ、本望なひとときを過ごしました。以外とみなさん肌の事知らないんだ・・・と。
全国様々な場所に戻ってもちゃんとケアしてくださる事を願っております。