先週の金曜日は、午前中からTパンツの改良版、夏バージョンの打ち合わせで縫製チームのリーダーと打ち合わせでした。
一旦家に帰り、その後横浜へ。
あの知らせは、一旦帰宅中の電車の中でした。
午後に待ち合わせをしている友人からLINEが入ってきました。
「危ないかも・・・、っていうか、ダメだったかも。」
それですぐ察しはつきました。
ブログを見て、電車の中で涙をこらえるのが精一杯。
その後、Yahoo!ニュースで記者会見の発表の事を知り、自宅で見ました。
そんな中、夜は横浜で緩和医療学会の後の、懇親会にお誘い頂いており行く事になっていました。
なんだか、このニュースの後の医療関係者の会。
実のところ、少し気が引けていました。
懇親会の前に、仕事終わりの友人と待ち合わせ。
彼女はお父様とお姉様をがんで亡くしています。
ワタシの一番の理解者であり、厳しい姉の様な存在の30年の付き合いの友人です。
彼女との時間を、夜の会までの間に挟む事が出来た事に感謝して、横浜に向かいました。
時間潰しと、少し人ごみに紛れ込みたい気分もあり、待ち合わせをある洋服ブランドのショップに。
なんとなく、セール品を眺めながら友人を待つ。
ふらふらとしていると彼女が現れ、二人でまたふらふらと。
「これ、秋冬物だけど、きっと似合うから着てごらん。セールになってるし、アリだよ。
研修会とか、講演会とかにも着ていけるものだから重宝するよ!」
そう言われて試着する。
いつも、ファッション関係の仕事をしている彼女の見立てに頼っているワタシは、
そうかな?若すぎない?なんて思いながらもそのワンピースを購入(セールだったのでだいぶお安くです)
その後、お茶をしてなんとなく、流しながらの会話をする。
夜の会は、全国から緩和ケアに携わる医療関係者の方々がお越しで、なんだか場違いのような気分を押し殺し、緊張の時間を過ごしました。
でも、Tパンツを最初から応援してくれている北海道がんセンターの副看護師長の佐々木さんに会えて、少し安心。
「がん治療中の女性のためのLIFE&Beauty」や、Tパンツの事をお話しする時間も頂き、皆さんに興味を持っていただき感謝です。
そして、出版社の方と帰りました。
「うわさ話のように話す人はいませんでしたね。
それぞれの想いで、職務を果たそうと心に決めた日なんだと感じました。」
そう言われてずしっときました。
そうか、そうだよね、
ワタシとは立場が違う。
患者と医療者。
みなさんの想いがわかった感じがしました。
重い物に支配されたような一日が終わろうとしているその時、ニュース番組で彼女のブログが紹介されていました。
そこに写ったもの。
彼女の着ているワンピース。
なんと、今日友人のススメで買った物と同じ物を着ていました。
その事を友人に伝えると、驚いていおり、
きっと、そう言う事なんだよねって、なんとなくふたりして納得する。
秋になったら着ようと思います。
なんとなく、1週間前のあの日の事を書きたくなってしまいました。
今日はいまから埼玉医科大学にて講演です。
ワタシに出来ることをコツコツやるしかないね。
あきらめない
あせらない
あてにしない
やっぱりこの三つのあ、大切にしようと改めて思いました。
大変お世話になっている北海道がんセンターの佐々木さんです。