「セレナイトをやりたい」と相談に行った先生に、
煮詰まるその空気の中、「私たちには時間がないんです」と言ってしまった友人に「後継者を作るくらいの気持ちでやりなさい!」と一喝されたのは寒い秋の大雨の日でした。
抗がん剤治療中のもうひとりの彼女は比較的体調のいい日を選んでその日程を決め、東京のはずれにあるその大学での先生たちと私たち患者、そして応援をしてくれる仲間との顔見せに遅れて参加しました。今でも鮮明の覚えています。帰りにモスバーガーで色んな構想も練ったし、帰りの電車は帰宅ラッシュの時間だったけれど、私たちは上りだからあまり人の乗っていない電車でずっと話し込んでいた。
そして今、いつか東京築地だけではなくいろんな所にセレナイトと同じようなサロンが出来るように願っての開催です。
本クラスは来春スタートですが先ずプレクラスとして半分ほどの時間でスタートします。
何人かの方にお問い合わせいただき何度もやり取りしお会いしてお互いに志が通じた方です。
セレナイトクラスについてはご批判もあると思います。
患者でなくても、家族でなくても、美容なんてどこも一緒でしょ・・・。
でもセレナイトを初めて2年、セレナイトの意味がよくわかったからそれを伝えていこうと思ったんです。
私たちは医療者ではない。治療をする事はできません。
だけど同じ経験をしたからといって一緒に悲しんだり泣いたりする訳でもありません。
美容の力でその一時を乗り切り、その先の希望を見つけるお手伝いが出来ないかと考えています。
有難い事に春の本クラスへのお申し込みもいただきました。
みなさん熱いお手紙やメッセージをくださいます。読んでいて涙が溢れ出るような強い強い希望を持っていらっしゃる。
だから年にひとりかふたりのクラスです。
セレナイトと私の為に時間と費用を捻出してくださるのですからこちらも全力でお手伝いしたいから、これが限界です。
ここまで来るには多くの方々のお力をいただきました。友人たちやセレナイトのお客様や専門家の方々。
それなのに愚痴をこぼしたり弱音をはいたりといつも逃げ腰でした。
そんなときに、「これは必要だと思うから手伝っている。あなたの為ではない、さよならしたお友だちの為でもあるんです。」と叱責されました。
で、やっと今が有ります。
まだ始まってはいませんがこれからです。
これからも沢山力をお借りすると思いますがみなさんどうぞ宜しくお願い致します。
頑張るぞう!!!
余談ですが、毎月お越しくださるお客様が、
「がんという病気になってから頑張って!って人に向ける言葉は嫌いなの。だけど今は頑張って!」と先日言ってくださいました。ありがとうございますかおりさん、頑張るね!!
いつもアリガタヤ アリガタヤです。