「お医者さんのお茶っ子」チャリティーコンサートへ伺いました。
先日いらして頂いた緩和ケアの先生が精力的に活動している、2011年3月11日 東日本大震災で被害を受けられた方をサポートするチームです。
医療者、看護師、音楽療法士、精神保健福祉士などからだと心のケアをも目的とし、しかし本随としては共に歩く、寄添うと言うのがテーマなのだと強く感じました。
当初は仮説住宅から自立し元のような生活が皆さんに訪れた時を最終目的としていたそうです。
しかし、4年半経った今でさえ多くの方が不自由な生活を余儀なくされているそうです。
この会に参加し事実を知る前は恥ずかしながらそんな状況だなんて知りませんでした。
完全ではなくともある程度の目処がつきみなさんの生活も元に戻りつつあると信じていましたが
そんな日はまだ予測さえ立っていない状況でした。
結局は「他人事」だったんですね、わたしも。
そんな多くの方々に継続的に現地でのお茶っ子と称した場を設けみなさんと共に復興を願っている方々の取り組を知り、大変反省をしました。
今の私にはまだまだ何かをお手伝い出来るような手段はありませんが、いつかなにか動き出さねばと感じます。
「他人事」
これはがん患者に対しても思い当たる事があります。
事実、私も自分ががんになる前はそうでしたから。
他人事だから軽々しく「頑張ってね」「大丈夫よ」と言えますが、
この言葉で支えられる人、苦しくなる人様々です。
そんな方に寄り添って本当に出来ることは側にいて痛みを感じるだけでいいのかなとセレナイトをはじめて2年半が経とうとする今、改めて感じるのです。
寄り添うって大変な事だと思います。
たったその瞬間だけでなく、ずっと寄り添う気持ちがないと本当に寄り添うと言う意味にはならないと思うのです。
改めてそんな気持ちを起こさせて頂いたお茶っ子の皆様に感謝です。