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がんの痛みについて考えた日

「昨日からすごくだるいです。
ひたすら、だるくて痛い辛い…という感じで、横になってのたうちまわってます。
こんな時は耐えるしかないですかね…
さとうさんはどうしてましたか、、」
こんなメールを頂きました。
ワタシも抗がん剤中は痛みとの闘いでした。
そこで緩和ケア受診を勧められ、鎮痛剤で落ち着いてきたんです。
はじめは痛み止めを使う事を躊躇しました。
常習化したらどうしよう、効かなくなった時が怖い、そんな不安を抱えていたのです。
しかし、痛みを抱えながら生活する事は精神的にもストレスを抱えることになり、体にも大きな負担であると教えてもらいました。
それからは痛みがくる前に、予防としての服用も取り入れたりと、様々な方法を教えて頂きながら治療をしていきました。
そんなお返事して、まずは病院に相談してみては・・・と伝えました。
翌日、お客様は痛みが落ち着き連絡をくださいました。
「お薬は処方されていたんだけれども飲み忘れていました。
でも実は、だるさが辛すぎて飲めなかったというのもあります。
あれががんの痛みなんですね。
先生と電話で話していて、お薬の事を思い出し、先生の声を聞いて安心し、涙が止まりませんでした」と・・・。
治療中は自分ではどうにも出来ない事が多くあります。
痛みやだるさのそう言ったものを、仕方ないと我慢する人もいますが、
ワタシはお薬で緩和出来てよかったと思う一人です。
だからまずは先生に相談して、自分のカラダの訴えを伝えて欲しい。
それはカラダの訴えだけではなく、ココロの訴えでもあると思うのです。
先生の声を聞いて安心する。
そして涙がとまらなくなる。
それも心が緩んでいる証拠なのです。
さとうさんに連絡してよかったと言ってくださいました。
ワタシは何も出来ない事を情けなく思いますが、そう言って頂けるとほっとします。
でも本当に苦しい時はその身体の叫びを先生に託す。
痛みは我慢しなくていいという事がわかります。
一晩中のたうちまわりながら精神までもが疲れ果てるよりも、
きっと楽になります。
がんは痛みを伴うというイメージがありますが、今はお薬で随分楽になります。
ワタシはそう教えて頂きました。
それを体験しました。
だから我慢せずに先生と自分の身体の事を話してみる事が一番だと思うのです。
ワタシに出来ることは話しを聞いて、自分の体験を伝える事くらいしかできません。
それくらいだったら出来るから、
ココロが苦しくなったら連絡をしてください。
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